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薪小屋の作り方のポイント

わたしの経験から薪小屋と蒔き置場の作り方のポイントをまとめてみます。
日曜大工で見よう見まね。 具体的な設計図などはありませんが参考にしてみてください。
末尾に参考になる書籍をまとめてあります。

薪ストーブ導入の考慮点については、このブログの薪ストーブのある生活 コラムをご参考に。

薪小屋設計のポイント

・大きさ(1)
 幅や高さなどは設置場所によりけりですね。 
 奥行きは90cmがひとつの目処だと思います。 薪の長さはたいてい40cm程度です。
 これを前後二列に置くと80cm。 前後の隙間を取って区切りのいいところで90cmです。
 一列だと奥行き50cm程度になりますが、小屋全体でみると奥行きが薄くなって安定が悪くなるような気がします。 その場合は建物に添わせるとか柱を基礎にがっしり固定するといった強化が必要でしょうね。 建物に添わせるときには建物とのあいだに少し隙間をとって空気が通るようにしたほうがいいと思います。

 また、三列だと一番奥の薪が扱いにくくなると思います。

・大きさ(2)
 どれだけの大きさが必要か?
 これはその人その人によって違うでしょうね。
 一日に使う量 × 1シーズンの日数 × 数年分 の体積でしょうか。

 乾燥した薪だけを確実に入手出来れば(数年分)は必要ありません。 
 切ったばかりの薪だと水分を含んでいるので、それはその年には使わないほうがいいでしょう。 そうすると1年置いた薪を使いたいので数年分のストックができる容量が欲しいです。

・区画
 大きな薪小屋を作るときには、いくつかの区画に区切ることをお勧めします。
 何年分かまとめて保存するようなときに、先に作った薪(古い薪)を先につかうためです。

 薪を積むときには下から上に積んでいきますから、どうしても新しいのがうえになります。 一区画しかないと下の薪(古い)が取り出せなくなってしまいます。

・けっこう頑丈に
 当たり前ですが、薪もまとまるととても重くなります。
 土台をしっかりしてください。

・建材は?
 木の薪小屋がきれいだと思うのですけれど、木組みで作ったのでけっこう大変でした。
 ツーバイフォー材と金具をつかえばもうすこし簡単でしょう。
 足場パイプ材でつくるのも簡単だと思います。
 足場パイプ材は下記HPをご参考に。
 単管パイプで作る「薪置き小屋」

P1010518_2 10年ほど前に木組みでつくった薪小屋です。
屋根をおおきく作りすぎて頭でっかちになってしまいました。

きいろい箱はみかん箱です。
薪をまとめて入れられるので便利です。

Webyou_2 木っ端をためておく薪置場です。
空気がとおるようにすのこ状の箱にして、下と石垣とのあいだに隙間を作っています。
前面の板は2段に取り外せるようにしておいて、木っ端が減って来たら取り外します。

Green_rack_2

2012/08/18追記
しおはら住宅デザイン設計という会社で左の写真のような薪小屋キット(グリーンラック)を販売していることを知りました。

私自身は購入していないので実物を見てないですが、簡単にしっかりした薪小屋がつくれそうです。 設計と材料準備が省けるのが魅力的です。 
下記がホームページへのリンクです。 ホームページ内に薪の管理方法のノウハウ(グリーンラック解説書)もありました。
参考に見てみてください。

しおはら住宅デザイン設計 グリーンラック

2011/10/23追記
外観にこだわらず、日曜大工を出来るだけせずに、薪運びも簡単な薪小屋の提案記事を追加しました。 薪小屋の作り方 - ひとつの提案 -


参考書籍など

薪ストーブライフ 18(JUL.2013) 特集:建築家が設計した「薪棚」


「エクステリアDIY入門」

”2×4材で薪小屋を作る”という項目があります。
この本には2×4材を使った薪小屋の作り方が載っています。
出来上がりが間口幅180cm高さ195cm奥行き60cmの大きさです。

小屋作りでは柱と棚との接合の仕方が難しいところですが、この本の中ではシェルフリンクスという器具(500円くらい)を使っています。  この器具のことは知りませんでしたが、いい方法だと思いました。
柱や棚材の寸法も出ていて、組み立て手順も写真入りで丁寧にまとめられています。

この本では、エクステリアをDIYするための基本的な知識から、ウッドデッキの作り方や、レンガを使った炉台の作り方なども載っています。  エクステリアのDIYを考えている人にはお勧めの一冊だと思います。




「薪ストーブがわかる本」

設計図はありませんが、薪のストック量の計算例、薪小屋のお手本写真をそえて薪小屋のポイントを解説しています。 ストーブの火の付け方から消火まで写真付きで解説されています。 購入前の検討から使い込みまで役に立つと思います。

「田園生活の教科書―辛口のカントリーライフ入門書」
薪 割りのやりかた、斧やチェーンソーの使い方、道具の手入れのしかた、自然に囲まれた田園生活を実現するために必要な知識が、きれいな写真を豊富に使って判 りやすくまとめられています。 特に道具の研ぎかたに一章を使ってきちんと説明している点は珍しいです。 自分で薪割りをしようと思っている人にはいい参考書です。


「日曜大工で作る!ガーデン収納&物置」「我が家に手作りガーデンハウス」
薪小屋としての上記ポイントを押さえれば、つくりかたは普通の物置小屋とおなじです。
こんな本も参考になると思います。

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