薪ストーブの前

わんこ達も薪ストーブの暖かさが判っている。
石油ファンヒーターの前ではごろ寝しない。
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薪ストーブのまえでごろ寝している犬たちをなでてやると、
毛の下の地肌がほのかに熱い。

ちょうど焚き火にあたっていると服を通して熱が伝わって、肌が痛熱く感じるのとおなじ。
石油ファンヒーターやエアコンではこうはいかない。

ストーブの火をみつめながら、わんこの背中を掻いてあげる。
ひともわんこも至福の時です。

薪小屋の作り方 - ひとつの提案 -

日曜大工をほとんどせずに、薪運びも簡単な、薪置場を作る方法をご紹介します。
自分自身やご近所さんのやり方からおもいつきました。

薪小屋の作り方を探して、このブログを訪ねてくださる人がたくさんいます。

ひと冬にたくさんの薪を焚く人は大きなしっかりした薪小屋が必要になります。
薪がきっちりと積み込まれた薪小屋はうつくしいですね。

ここでは、薪ストーブはときどき楽しむ程度、薪小屋の外観にはこだわらない。 
手間のかかる日曜大工をできるだけせずに薪小屋をつくりたいという人向けに、ひとつの案をご紹介します。

その方法は、
カーポートを屋根にして、
採集コンテナ(果実の収穫コンテナ)で薪を積み上げる方法です。

・下記のようなカーポートをDIY店などから買ってきます。 
 小規模なら自転車置場でもいいです。  
 据え付けもやってくれるお店もあるようですね。

・そこに薪を入れた採集コンテナを積み上げるのです。

なぜこの方法が楽かといいますと、
小屋つくりはしっかりした柱と屋根を作るのが大変です。 おまけに薪小屋は横長の屋根が必要です。 
出来合いのカーポートや自転車置場なら簡単にそれが実現できます。
(日曜大工はけっこう大変...)

つぎに、薪の積み上げについてです。
薪を積み上げるには両端が崩れないように柱や壁があった方がいいです。
ご近所さんはカーポートの両脇に自分で柱を立てて、薪の崩れ止めにしています。

ここで、採集コンテナ(果実の収穫コンテナ)を使います。

幅50cmの大きさを使うと大抵の薪(40cm)がすっぽり入ります。
通気性も良いので積み上げておけば乾燥します。
コンテナで保管しておくと、そのまま運ぶこともできます。
薪の太さや樹種にもよりますが、いっぱいに入れても一人で運べます。

下の写真のようなコンテナ用木箱を作っておけば、部屋の中でのみてくれも良くなります。
(2×4材を組んで作りました。底にキャスターを取り付けて移動出来るようにしています)

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悩みどころは、自転車置場と採集コンテナの費用ですね。

個人的な感じでは、それなりの強度をもった小屋を作るとなると、材料費と大工道具費に、作る手間ひまをくわえると同じ程度の費用になるのではないかとおもいます。

我が家では薪小屋では薪をそのまま積み込んでいて、ベランダでの一時置きに採集コンテナをつかっています。 

薪小屋からベランダへ採集コンテナで運んで行って、そのまま積み上げておいて、必要な分だけ室内に置いています。

焚き付け用の小枝や杉っ葉などもいっしょに入れて運べるのでなかなか便利です。

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焚き木ひろい2

薪ストーブの焚き方(火の付け方)っていろいろあると思いますけれど、せっかくだから化学系の着火剤ではなくて、自然のものを使いたいですよね。  我が家で焚きつけに使っている小枝集めの様子をまとめます。

木々の葉が落ちるこの季節、強い風が吹く日があります。

そんな日には、また焚き木拾いの時期だなぁと思いだして、

週末に落葉樹のある公園や並木道に焚き木拾いに行きます。

公園の地面には風に吹かれて折れた小枝が落ちています。  これを拾ってきて焚き木にするわけです。

太い枝は腐ったりして弱っていたところが風で折れたもの。   ぼそぼそで焚きつけには適しません。

それに、あまり太い枝を拾ってくると、後がタイヘンです。

Pb140010 一番太いところでも、せいぜい自分の親指くらいの太さの枝ぶりのものを選んで拾い集めます。

その程度の太さなら、道具を使わなくても、両手やひざを使って折ることができるからです。

それくらいの小枝だと、たいてい先っぽのほうは、楊枝くらいの小枝までついています。

日向ぼっこしながら集めて、束にまとめて持って帰ります。

ひもを持って行くと便利です。

家に帰ったら、ぽきぽき折っていきます。  長さはストーブの扉幅の7割程度に。

あまり短くすると焚きつけを積むときに隙間を作れません。  扉幅いっぱいだと入れるときに引っかかりやすくて不便です。

初めの1本は寸法をきちんと測って折ります。  それを手本として取っておけば、あとはそれに合わせて適当に折っていけば大丈夫です。

Pb140011 こうして、秋ののどかな天気の日に、家族でぽきぽきと小枝を折ります。

先っちょまでついている枝だと、自然といくつかの太さの焚き木が準備できます。

それぞれの太さを大まかに分けてカゴにためておけば、焚きつけの時に便利です。

この焚き木拾い。

春から秋の葉をつけている時期には、当然葉っぱがついているし、水も吸い上げているので、焚きつけには適しません。

真冬の強い風の日の後にも落ちますけれど、多くは秋口のこの時期に落ちてしまうと思います。

そう考えると、葉が落ち始めた今の時期が旬のストーブ仕事なのかもしれません。

木というのは折れたところや、剪定された幹の切り口の周りなどから、春先にたくさんの小枝を伸ばします。

春から夏にかけて、そうした小枝から芽を出し葉をつけて、大きな枝に育とうと競いあっています。

折れた枝を見ると、虫に食われたところから折れていたり、元気がなくてぼそぼそとした触感のものもあります。

秋の強風は弱い枝を吹き落としてくれて、樹をすっきりさせてくれる働きがあるのでしょうね。

それを、ひとがありがたく頂戴して使う。 おまけに焚きつけに使いやすいように、大中小の太さのセットで落としていただける。

ストーブって自然の循環のひとつのような気がしてきます。

ついでに言うと、スギの木にも目星をつけておいて、杉っ葉も拾ってきます。  杉っ葉は脂分を含んでいるので着火に最適です。 杉の葉に火をつけるとパリパリと燃え上がり、その後に、火をつける前の姿そのままの、真っ白な杉の葉が残ります。 ちょっと幻想的な白い杉の葉です。

杉っ葉も親指くらいの太さの枝ごと拾えれば、それ1本だけでもう立派な焚き木になります。

杉っ葉を拾うときには、手袋を用意していってトゲトゲに注意してください。

5月に薪ストーブを焚く 山椒の芽の佃煮でもつくろうかと

P7060063_2 ここ数日肌寒いので薪ストーブを焚きました。
真冬の寒いときには石油ストーブなどの、なんと言うか、ストレートな温かさがうれしいですけれど、今時分の肌寒さには薪ストーブのほんわかとした温かさがここちよいです。 それに、部屋の中の湿気が飛んでさらっとするような気がします。

せっかく薪ストーブを焚いたのだから、なにか煮込み物でもしようかと考えました。
土手に植えてある山椒が芽をつけているので、山椒の芽の佃煮でもつくろうか。
さっそく土手に植えてある山椒を摘んできました。

本棚から立原潮さんの”料理と器 立原正秋の世界”という本をひっぱりだします。
この本は立原正秋さんの息子さんであり料理人である立原潮さんが、父のかおりと題して立原正秋さんの好んだ料理を紹介した本です。

蕗、山椒、鯵、茄子、大根、粕汁、はては牛の筋やレバー料理まで。 四季それぞれに、旬の料理とそれにまつわる立原正秋さんの思いで、その料理のつくり方がエッセイのようにまとめられています。 それぞれのページには、素敵な器に盛られた料理の写真が添えられていて、立原正秋さんの飾らない、それでいてつきつめられた、うつくしさとおいしさの世界が広がっています。

この本がすきで、季節ごとにパラパラとめくっては旬の食材をえらび、料理の方法を読んでためしてみます。 この本の良さは、料理のつくり方がレシピのように詳しく書いてないこと。 エッセイの中で物語のように語られているていどなので、じぶんで想像しながら味付けをきめていきくことになります。

料理はプログラムのようにつくるよりも、想像をふくらませながらつくったほうがたのしい。

さて、山椒の芽の佃煮は、
読むと、日陰で二日三日干した後に、...と書かれています。
しかたないので、竹ざるにひろげて干すことにしました。  薪ストーブでの煮込みはおあづけです。

薪ストーブをつかったおすすめの料理をひとつ。

なんのことはない、ホットケーキです。
普通にフライパンで焼くだけです。 けれども、一度やってみてください。
熱が均一にかかるので、それはそれはうつくしく、こんがりと焼けます。

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焚き木ひろい

Img_0349日本海上を低気圧が発達しながら通過した。
一日じゅう大風が吹いた。

風がおさまった後のワンコの散歩は薪拾い。
一晩じゅう木々を踊らせた大風は、弱って枯れた枝を払い落としてくれる。
考えようによっては、これから若葉を茂らそうという木にとっては、さっぱりしたのかもしれない。

さんぽのついでに、地面に落ちた小枝を集めて回る。
家に帰って適当な長さにパキパキ折る。 枯れた小枝はちょうどいい焚付けになる。

ときどき生木も落ちている。 これは焚付けにはちょっと不向き。
区別は簡単、少ししなっとしているのと、芽がついていること。 
きっと風が強すぎて折れてしまったのだろう。
同じ生木でも桜の枝は木肌がきれいなので拾ってきてしまった。

弱まった風にゆっくりと枝をゆすっている木を見ていると、ちょっと疲れたよと言っているようだった。

春分の日の散歩。

冬のひなたぼっこ

Pc310007冬になると部屋の奥まで陽がさしてきます。
夏にはたっぷりと茂っていた庭の樹々の葉もすっかり落ちて、いまは陽の光を集めてくれています。

陽の光で暖かくなった床にねころんで、ぼんやりするのがすきです。
葉を落としたクヌギやケヤキの枝の影絵のあいだをシジュウカラたちがかくれんぼをしながら遊んでいます。

12年をちょっとすぎた床板。 

ヒノキの台形集成材はむくの板とはまたちがった風合いを見せています。 細い材を張り合わせて板にしているので、それぞれの材の性格によって歳のとりかたがちがいます。
ちょっと柔らかいところだった材は、木目が浮き上がってやわらかい表情をだしています。
堅いところだった材は、時を重ねるにつれてきっぱりとした輝きをしています。

床板にはこれまでの日々が染み込んでいます。 きょうの冬のひとときの時間も柔らかい光に変えて木目に映し込んでいます。

柱時計のカッチンコッチンという音。
遠くで吠えている犬の声が聞こえています。

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薪ストーブの火入れ

Pb080005今シーズンの薪ストーブの火入れをしました。

どんより曇って冷たく重い空気に覆われたこの日。
さて、きょう今シーズンの火入れをするか!と、さっそく薪を持ってきて火入れをしました。

この薪ストーブもすでに10年のつきあい。
いつもの手順で火を入れると、乾いた薪はきもちよく燃えはじめます。
9ヶ月ぶりくらいに火を宿したパイス3(peis3)は、うれしそうに火を揺らめかしながら、部屋中にあたたかな熱線を放ちます。
やかんもかんからかんからと楽しそうに沸いています。

薪のいい香りに、ホコリが焼けたにおいがちょっと混ざるのは、シーズン最初のご愛嬌。
この薪ストーブと一緒に育ったラサアプソ犬のパイスもさっそく、ストーブの近くにきて腰を温めています。

冬の楽しみ。 薪ストーブ。

宮崎駿さんのアトリエに据えられている薪ストーブもpeis3のようです。
バッチリ確認出来た訳ではないのですけれど、どう見ても我が家のストーブとおなじものです。

薪小屋の作り方のポイント

わたしの経験から薪小屋と蒔き置場の作り方のポイントをまとめてみます。
日曜大工で見よう見まね。 具体的な設計図などはありませんが参考にしてみてください。
末尾に参考になる書籍をまとめてあります。

薪ストーブ導入の考慮点については、このブログの薪ストーブのある生活 コラムをご参考に。

薪小屋設計のポイント

・大きさ(1)
 幅や高さなどは設置場所によりけりですね。 
 奥行きは90cmがひとつの目処だと思います。 薪の長さはたいてい40cm程度です。
 これを前後二列に置くと80cm。 前後の隙間を取って区切りのいいところで90cmです。
 一列だと奥行き50cm程度になりますが、小屋全体でみると奥行きが薄くなって安定が悪くなるような気がします。 その場合は建物に添わせるとか柱を基礎にがっしり固定するといった強化が必要でしょうね。 建物に添わせるときには建物とのあいだに少し隙間をとって空気が通るようにしたほうがいいと思います。

 また、三列だと一番奥の薪が扱いにくくなると思います。

・大きさ(2)
 どれだけの大きさが必要か?
 これはその人その人によって違うでしょうね。
 一日に使う量 × 1シーズンの日数 × 数年分 の体積でしょうか。

 乾燥した薪だけを確実に入手出来れば(数年分)は必要ありません。 
 切ったばかりの薪だと水分を含んでいるので、それはその年には使わないほうがいいでしょう。 そうすると1年置いた薪を使いたいので数年分のストックができる容量が欲しいです。

・区画
 大きな薪小屋を作るときには、いくつかの区画に区切ることをお勧めします。
 何年分かまとめて保存するようなときに、先に作った薪(古い薪)を先につかうためです。

 薪を積むときには下から上に積んでいきますから、どうしても新しいのがうえになります。 一区画しかないと下の薪(古い)が取り出せなくなってしまいます。

・けっこう頑丈に
 当たり前ですが、薪もまとまるととても重くなります。
 土台をしっかりしてください。

・建材は?
 木の薪小屋がきれいだと思うのですけれど、木組みで作ったのでけっこう大変でした。
 ツーバイフォー材と金具をつかえばもうすこし簡単でしょう。
 足場パイプ材でつくるのも簡単だと思います。
 足場パイプ材は下記HPをご参考に。
 単管パイプで作る「薪置き小屋」

P1010518_2 10年ほど前に木組みでつくった薪小屋です。
屋根をおおきく作りすぎて頭でっかちになってしまいました。

きいろい箱はみかん箱です。
薪をまとめて入れられるので便利です。

Webyou_2 木っ端をためておく薪置場です。
空気がとおるようにすのこ状の箱にして、下と石垣とのあいだに隙間を作っています。
前面の板は2段に取り外せるようにしておいて、木っ端が減って来たら取り外します。

Green_rack_2

2012/08/18追記
しおはら住宅デザイン設計という会社で左の写真のような薪小屋キット(グリーンラック)を販売していることを知りました。

私自身は購入していないので実物を見てないですが、簡単にしっかりした薪小屋がつくれそうです。 設計と材料準備が省けるのが魅力的です。 
下記がホームページへのリンクです。 ホームページ内に薪の管理方法のノウハウ(グリーンラック解説書)もありました。
参考に見てみてください。

しおはら住宅デザイン設計 グリーンラック

2011/10/23追記
外観にこだわらず、日曜大工を出来るだけせずに、薪運びも簡単な薪小屋の提案記事を追加しました。 薪小屋の作り方 - ひとつの提案 -


参考書籍など

薪ストーブライフ 18(JUL.2013) 特集:建築家が設計した「薪棚」


「エクステリアDIY入門」

”2×4材で薪小屋を作る”という項目があります。
この本には2×4材を使った薪小屋の作り方が載っています。
出来上がりが間口幅180cm高さ195cm奥行き60cmの大きさです。

小屋作りでは柱と棚との接合の仕方が難しいところですが、この本の中ではシェルフリンクスという器具(500円くらい)を使っています。  この器具のことは知りませんでしたが、いい方法だと思いました。
柱や棚材の寸法も出ていて、組み立て手順も写真入りで丁寧にまとめられています。

この本では、エクステリアをDIYするための基本的な知識から、ウッドデッキの作り方や、レンガを使った炉台の作り方なども載っています。  エクステリアのDIYを考えている人にはお勧めの一冊だと思います。




「薪ストーブがわかる本」

設計図はありませんが、薪のストック量の計算例、薪小屋のお手本写真をそえて薪小屋のポイントを解説しています。 ストーブの火の付け方から消火まで写真付きで解説されています。 購入前の検討から使い込みまで役に立つと思います。

「田園生活の教科書―辛口のカントリーライフ入門書」
薪 割りのやりかた、斧やチェーンソーの使い方、道具の手入れのしかた、自然に囲まれた田園生活を実現するために必要な知識が、きれいな写真を豊富に使って判 りやすくまとめられています。 特に道具の研ぎかたに一章を使ってきちんと説明している点は珍しいです。 自分で薪割りをしようと思っている人にはいい参考書です。


「日曜大工で作る!ガーデン収納&物置」「我が家に手作りガーデンハウス」
薪小屋としての上記ポイントを押さえれば、つくりかたは普通の物置小屋とおなじです。
こんな本も参考になると思います。

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薪ストーブのある生活

peis 11月をすぎるとそろそろ寒くなり、薪ストーブに火を入れます。
木が燃える香りを吸い込むと、またここちよいシーズンがきたなぁと思います。 冬がちかづくとスキーにいきたくなったり、
寒い冬に鍋をつつくと幸せになるあの気持ちと同じです。

薪ストーブの良さは本を読んでいただきたいと思いますが、山奥の山荘でもないのに一般の家に薪ストーブって使えるの?という私自身がいだいていた疑問と実際についてまとめてみます。

*薪ストーブと暖炉どちらがいい?
薪ストーブのほうがいいと思います。 多少の方式の違いはありますが薪ストーブというのは、ストーブの”箱”のなかで空気量を調整しながら効率よく火を焚いて、箱が熱くなって周りを暖めます。 見聞きした限りでは暖炉は焚き火をしている状態と同じらしいです。 顔面は熱くて背中はスースーという感じのようです。
薪ストーブで扉を開けて炊いたときがおなじような状態になると想像しますと、薪からの熱線が直接あたってとても熱いです。 燃えさかる焚き火の前にいるのとおなじです。 空気もいき良いよく吸い込まれて煙突に抜けていきます。 ということは、その量だけ部屋の外から冷たい空気が吸い込まれていることになります。 逆に、薪の燃えるいい香りや木のはぜる音などが直接伝わってなかなかいい雰囲気になるだろうとおもいます。

薪ストーブは薪をボウボウ燃やすのではありません。 できるだけ空気をしぼって熾きの状態で薪を焚きます。 それによって”箱”全体が熱くなって周りに熱線を出します。 ストーブ自体の熱対流のほかに床や壁や天井が遠赤外線?で暖められます。 その包まれたような暖かさが、ファンヒーターやエアコンとの大きな違いです。
扉を閉めていれば煙はすべて煙突から出ていくので、部屋の中では木の燃える匂いはしません。

りっぱな石組みの暖炉で家そのものを暖められるようなものを除けば、薪ストーブの方が効率的だと思います。  以上は私の経験です。薪ストーブは使っていますが、暖炉を使った経験はありませんので、暖炉の実際の良し悪しについてはお店に尋ねたり、別のブログで調べたりしてください。

*危なくない?
適切に使えば心配することはありません。 薪ストーブは炎そのものは箱の中に閉じ込められていますから裸火の心配はありません。 けれども箱そのものは200度とか300度になります。やけどには注意。 ちいさな子供がいるときは柵などの配慮が必要。 犬については心配無用でした。 

火の調整は気を配る必要があります。 薪ストーブは箱の温度をある程度あげた状態で、薪を熾き火のような状態で炊くのが効率的です。 ちょこまかつつかず、ほったらかさず炊くのが楽しみなところです。

また、火は石油トーブのようにすぐ消える訳ではありません。寝る前や外出の予定を見越して薪をくべます。 朝起きてから火をつけて、身支度してほどなく出かけようというようなときには、薪ストーブは使えないってことです。 朝まで火が残るように調整すればいいのですが、ある程度大きなストーブじゃないと夜中に継ぎ足しが必要だと思います。 朝は即暖・確実消火の暖房機を使用。

*薪はどこから手に入れる?
薪の入手が一番の悩みです。 我が家は幸い近所に箱根細工の製材所があって、そこから毎年くず材を分けてもらっています。 くず材といっても薪ストーブには広葉樹がいいそうです。針葉樹は燃えがはやくて煤がつきやすいとか。 普通の製材所は建築資材としての杉や檜といった針葉樹が多いと思います。 毎日つかうなら近所の製材所を探すか、田舎の薪屋さんから一括大量購入するのが妥当なところではないでしょうか。
暖房費としては安いか高いか? 入手方法と使用量によっておおきく違うので一概に言えません。 我が家の場合、雪が降るのは年に数回。パイス3(peis3)で一晩にスーパーのかごにして4カゴくらいの量をつかいます。 けっこう使います。 ホームセンターに売っている薪の束を数束買ってきても一晩持ちません。

薪置き場:
また、一冬分となると置き場(薪小屋)も確保しなければなりません。 我が家の場合だと一坪くらいの面積で薪置き場を作っています。 作り方は薪ストーブを持っていらっしゃるお宅のまき置き場を参考にしました。  木組みで作るとカッコいいですが、薪の重量に耐えるものを作るのは少々大変、足場パイプを使って組むのが質実剛健のようです。

薪小屋の作り方についてはこのブログの”薪小屋の作り方のポイント”を参考にしてみてください。

「薪ストーブの本」(右側の本のリスト参照)には簡単な保管の仕方や薪小屋の例が出ています。

下記のホームページに単管パイプ(建築現場の足場材:ホームセンターで手に入ります)で作る薪小屋の解説があります。参考にしてみてください。

単管パイプで作る「薪置き小屋」

また、下記は、バーモントキャスティングス・アンコールを愛用している方のホームページです。 薪の入手、乾燥、薪割り、ストーブの調整方法、メンテナンス、などなど。 特にバーモントキャスティングを愛用、購入検討しているひとはぜひ一度ご覧ください。

薪ストーブは燃えているか

灰の始末:
灰も出ます。 普段はアルミのバケツに溜めておきますが、まとまったらどこかに捨てるしかありません。 我が家は土手にまいちゃっていますが、ふつうなら家庭菜園用にちょっと使って、あとはごみにだす? 灰ってなにごみだろう?

*煙は近所迷惑?
よほど煙突の横に隣のお宅の窓があるといった状況でもない限り問題ないと思います。
炊きはじめのときにしばらく煙がでます。 そのあとストーブの温度が上がって安定すれば煙はでません。 排気は出ているけれど、煙は見えませんということです。 煙モクモクの状態というのはへたくそな炊き方なんです。 適切に管理していれば火の粉や煤が飛ぶということもありません。 
それから風下では火を焚く臭いが少々します。 これを臭いというかいい香りと思うかは人それぞれでしょうね。
最後に気をつける点としては、やはり住宅街だと煙の出る煙突と裸火をあつかう薪ストーブが危険だと受け取られる恐れがありますね。 

参考書籍

「薪ストーブがわかる本」
設計図はありませんが、薪のストック量の計算例、薪小屋のお手本写真をそえて薪小屋のポイントを解説しています。 ストーブの火の付け方から消火まで写真付きで解説されています。 購入前の検討から使い込みまで役に立つと思います。

「田園生活の教科書―辛口のカントリーライフ入門書」
薪 割りのやりかた、斧やチェーンソーの使い方、道具の手入れのしかた、自然に囲まれた田園生活を実現するために必要な知識が、きれいな写真を豊富に使って判 りやすくまとめられています。 特に道具の研ぎかたに一章を使ってきちんと説明している点は珍しいです。 自分で薪割りをしようと思っている人にはいい参考書です。

第5章 外観だって大切なポイント

mokei

 間取りが固まってきました。
つぎに気になるのが外観。
でも、外観はなかなか決まらなかったのです。
建築家の作品としての顔、住む人の過ごしやすさ、いかにきれいな風景を窓枠に切り取るか、隣からの視線をうまく遮るには…建築家の腕の見せ所です。
趙さんはどうやって気持ちのいい家をデザインしていったか。

peis3  また、この家にはうちの奥様の「ぜったい!」の希望で薪ストーブをつけました。 ヨツールのパイス3(peis3)という小さなストーブです。 ちいさくても高価なものです。
どこに売っているの?どんな設備がいるの?薪はどこから手に入れればいいの?どうやって使うの?
イメージだけで欲しいと思いましたが、夫婦でいろいろ探しまわって決めていくうちにずいぶん勉強しました。 いまは一人前の薪ストーブ焚きです。
冬の夜、ちろちろ燃える炎をみながら一杯やるのは身も心も暖まります。